JJUG CCC 2015 Fallに行ってきた

JJUG CCC 2015 Fallに参加してきました。
聴講したのは控えめに次の5つ。

  • Struts&独自フレームワーク!今からでも遅くないJava EE Web開発入門ハンズオン!by 多田 真敏
  • Reactive Webアプリケーション – そしてSpring 5へby making
  • タイムマシン採用:明日のエンタープライズJavaの世界を予想する -Java EE7/クラウド/Docker/etc.-by 田中孝清(日本IBM)
  • これからのコンピューティングの変化とJavaby きしだなおき
  • Java8 Stream APIApache SparkとAsakusa Frameworkの類似点・相違点by ひしだま


Java EE7は触ったことがなくて知識もなかったので、話を聞くより分かりやすいかなと思って参加してみました。しかも、カサレアルさんということは研修のプロってことでその他のセッションを捨ててこちらに参加することを決意。
ハンズオンの環境はこちらmasatoshitada.hatenadiary.jp
今回はPayara、JDK8、NetBeansというかんじ。準備は前日に済ませておいた。
現在にトレンド話をチラリ。トレンドはJavaEE or Spring Frameworkで、「一般的」の最上級?の「標準」ということで、JavaEEとのこと。

架空の社員管理システムをJSFJAX-RSとJersey MVCで作ってみようというものでした。
JSFコンポーネントベースは個人的にちょっと気持ち悪かった。
JAX-RS、よさげ。でもJSFにも共通することだが、アノテーション多すぎ。引数の文字列とかタイプミスしてはまりそう。
Jerser MVCは時間切れでデモだけでした。(まあ、2時間じゃ仕方ないか。)アクションベースが良ければMVC1.0への繋ぎ(2020年くらいまで?)で使えば良いらしい。
というわけで、Java EE7時代?の選択肢は、Java EE7標準にこだわりたいならJSFJavaScriptフレームワークやモバイル連携にこだわりたいならJAX-RS。アクションベースならJersey MVCからのMVC1.0とのことでした。

ハンズオンやりながら話を聞いてすごく分かりやすかったです。準備も大変だとお察しします。ありがとうございました。
あと、オススメ本を色々紹介してくださったので読んでみよう。

Reactiveということで、今回一番聞きたかったセッション。発表のテンポが良く、楽しく聞かせて頂きました。
Spring5で端から端までReactive Streamsで繋がるよという話で、Typesafeのプラットフォームの方が進んでるなって実感したこと(makingもすぐ使いたかったらPlayでとおっしゃってました)と、Springもそっちに向いているとうことが知れて良かった。
ブロッキングは金だという話はまさにそうで、金さえ出せばある程度までは解決できてしまうというのもアレなので、売り込み方が難しい。。
どちらにせよSpringの未来も楽しそう。


タイムマシン採用ってことで、新しい技術はWeb系企業で採用が進んで、実績ができた数年後にSIで採用されるので、Web系企業の同行を見ればエンタープライズの将来が分かる(らしい)という話。
これから採用されることが確実な技術として、HTML5、マイクロサービス、Java EE7、SE8、Docker、CHEFのお話をされていました。
こちらでもJavaEEを採用する価値として「標準」である強みっていう話がありました。「標準」恐るべし。。

SIはWeb系企業の動向を見てればいいというのは、ちょっと寂しい話ですが、一言でSIと言っても色々あって適材適所、向いてる分野向いてない分野、向いてる技術向いてない技術ってのがあると思うので、きっちり見極めていきたいですね。

ともあれ、新しい技術をSIで採用することの難しさに共感です。。

今回は普段よりちょっとだけ視野を広げて話を聞けて良かった。発表者の方々、スタッフの方々、ありがとうございました!

そして、なぜか翌日、Javaエンジニア養成読本を読んでました。

Javaエンジニア養成読本[現場で役立つ最新知識、満載!]

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